
|
- 科名・属名 : マツ科 マツ属
- 特徴 :
高さ20〜30mの常緑高木。
幹は太いものは径1.2〜1.5mになり、樹皮は老木では赤灰色になって深い割れ目があり、亀甲状の鱗片に剥がれる。若枝は淡黄褐色。
葉は短枝に2本束生し、葉身は針形で、長さ7〜12cm、幅0.7〜1.2mm。クロマツほど硬くなく、横断面は半球形、樹脂道は3〜10個あり、下表皮に接する。
花は雌雄同株。雄花は楕円形で新枝の基部に多数つき、淡黄色、雄しべに2個の葯室があり、熟すと縦に割れ花粉を出す。雌花は新枝の先端に2〜3個つき、多数の雌鱗片からなる。
果実(球果)は卵形〜円錐状卵形、長さ4〜5cm、幅約3cm、翌年秋に熟す。種鱗はくさび形、長さ約2.5cm、球果が成熟すると種鱗が開きいて種子を散らす。種子は倒卵形、長さ4〜5mm、灰褐色、翼は種子の3倍程度の長さがある。
- 分布・生育地 :
北海道(南部)〜九州(屋久島まで) (国外:朝鮮、中国(東北部)) 山地〜高所(ブナ帯以下の標高2000m程度まで)の尾根筋、岩山(乾燥地ややせ地にも生育)
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2025年6月8日 東京都八王子市 中1・全体2 同 上 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・雄花 2025年7月6日 山梨県八ヶ岳 中3・雌花 2025年6月8日 東京都八王子市 中4・果実(球果)1、左下・果実2(種鱗が開き) 同 上 右上・葉 2025年7月6日 山梨県八ヶ岳 右中・葉2 同 上 右下・樹皮 2025年6月8日 東京都八王子市
- 撮影記 :
クロマツの自生地が海岸近く(植栽除く)であるのに対し、アカマツは内陸部の尾根筋や岩山などのやせ地や乾燥地などに生えていることが多い。
老木の樹皮が赤色を帯びるのでこの和名が付けられいて、クロマツに比べ材質が粘り強いなどから建築・土木・船舶に用いられる他、火力が強いことから燃料材として古くから使われてきた。
さらに、この樹には高価なマツタケ(松茸)が出ることで知られ、今でも人工栽培ができないことから発生地では落ち葉掻きなどしっかり管理されている。
秋、アカマツの林を通るときはマツタケが生えていないかと探すが、残念ながらアカマツ林ということだけでは発生はしないようだ。



同じ科の仲間の花
|