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- 科名・属名 : マツ科 マツ属
- 特徴 :
高さ20〜25(〜40)mの常緑高木。
幹は太いものは1.5〜2mになり、樹皮は灰黒色で厚く、亀甲状に深く割れ、鱗片に剥がれる。若枝は黄褐色で無毛。
葉は短枝に2本が束生し、針形で、長さ10〜15cm、幅1.5〜2mm。先は尖り、質は硬く、横断面は半円形で、あまり光沢のない緑色。
花は雌雄同株で、雄花は新枝の基部に多数つき、楕円形で長さ1.5〜2cm、基部に苞があり、その先にらせん状に多数の雄しべがある。雌花は新枝の先端に2〜4個つき、球形で長さ約3mm、紫紅色。
果実(球果)は卵形〜円錐状卵形、長さ4〜6cm、幅3〜3.5cm、翌年秋に成熟する。種鱗はくさび形、長さ約2.5mm、先は多少拡大して厚くなり、外部に露出する部分は不規則な5辺形で中央に臍がある。苞鱗は小さく、種鱗の外側基部につく。種子は倒卵形、長さ5〜6mm、上端に約1.5cmの翼ががあり、風で飛ばされる。
- 分布・生育地 :
本州〜九州(吐喝喇列島まで) (国外:朝鮮(南部)) 日当りのいい海岸の砂浜、岩上(所により標高8〜900mまで生育)
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2023年4月11日 大分県別府市 中・全体2 2014年5月18日 愛知県田原市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・雄花 2022年4月25日 大分県国東市 右下・新枝 2023年4月11日 大分県別府市
- 撮影記 :
クロマツというと海岸線に長く伸び、緑の葉とと白い砂浜とのコントラストが美しく、佐賀の虹の松原を初め○○松原という名所が各地にある。
海岸に多いのは潮風に対する抵抗性が強いため防風林として植えられるためで、そのほか建築材としても用途が広いため植林されるなど、海岸に生えていても自生との区別が難しい。
写真は自生と思われるものを載せたが、全体の樹形がわかるような自生の株のいい写真が写せていない。
和名は樹皮が黒っぽいためつけられている。別名雄松とも呼ばれるが、雌松と呼ばれるアカマツと比べて荒々しい感じがするためのようだ。

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