リュキュウマツ(琉球松)

Pinus luchuensis


リュキュウマツ1


  • 科名・属名 : マツ科 マツ属

  • 特徴 :
     高さ10〜25mの常緑高木。
     幹は60〜100cmになり、樹皮は灰黒色で、古くなると粗くはがれる。枝は曲がりくねり、大きくなると大きな傘形になる。小枝は黄褐色で無毛、光沢がある。
     葉は短枝に2本が束生し、線形で、長さ10〜20cm、幅約1.2mm。横断面は半球形で柔らかい。
     花は雌雄同株。雄花は新枝の下部に多数つき、円筒形で淡緑黄色。雌花は新枝の先端につき、球状で紫紅色。
     果実(球果)は卵状円筒形〜卵形、長さ3.5〜6.5cm、幅2〜2.5cm、花をつけた翌々年の秋に熟す。種鱗は長さ約1.8mm、種子は淡褐色で、長さ4〜5mm、翼は長さ8〜10mm。

  • 分布・生育地 :
     九州(吐喝喇列島・悪石島以南)〜沖縄(与那国島以北) (国外:日本固有)
    海岸〜山地尾根ややせ地

  • 花期 : 3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 2015年3月25日  沖縄県石垣島
    中・全体2、以下全て    同  上
    (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     石垣島の観光客はまず訪れない放牧場、その草地や林縁で他ではあまり目にしない植物が多く、この地を訪れるたびに立ち寄っている。
     この日も咲き初めのオオバハマアサガオを撮影し、周囲を見回すとこの松が生えていた。
     沖縄ではいろんな場所で見かけていたが、撮影した記憶がなくカメラを向けると、残念ながら新枝の下部につく雄花はすでに落ちていて、先につく雌花だけが残っていた。
     帰って調べると、アカマツとクロマツとの中間的な形態で、両種と棲み分けるとともに日本固有種であることに驚かされた。

  • 新枝の葉

    同じ科の仲間の花
リュキュウマツ2

雌花