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- 科名・属名 :
アブラナ科 マメグンバイナズナ属
- 特徴 :
草丈10〜50cmの1年草。帰化。
茎は基部より分枝し倒伏して広がり、先は斜上して高さ10〜20cm。
葉は1〜3回羽状深裂し、側裂片は3〜7対、最終裂片は卵形〜線形、長さ1.5〜3cm。葉柄は短い。
花序は総状花序となり、頂生のものと葉と対生して多数つく。花は白色〜淡黄色で径約1mm、花弁は4個、線形で微小、時に退化する。雄しべは2まれに4個。萼は卵形、長さ0.5〜0.7mm。花柄は長さ1〜4cm。
果実(短角果)は楕円体か2個の球を横に合わせた分果で、表面に網目状の隆起があり、長さ1.3〜1.7mm、幅2〜2.5mm。花柄は長さ1.5〜3mm、開出するかやや反曲する。種子は楕円形、1〜1.2mm。
別名 カラクサガラシ、インチンナズナ
- 分布・生育地 :
帰化(南アメリカ原産)(本州〜沖縄、小笠原諸島に帰化) (国外:世界各地に帰化) 畑、道端
- 花期 : 3〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年3月20日 沖縄県糸満市 中・全体2 2015年4月1日 神奈川県川崎市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2014年3月20日 沖縄県糸満市 右下・葉 2015年4月1日 神奈川県川崎市
- 撮影記 :
海岸の植物を撮影にやってきた沖縄の海岸、目的の花も見つかり、ホッとして車に乗り込む。
ふと、道路脇の草むらを見るとシマキケマンの花が目に入り、花のアップでもと近寄ってみる。
すると、草陰に花が咲いているのかどうか判らないようなこの植物に気がついた。
全国で発生が知られる帰化植物であるが、葉には臭気があり、牛が食べると牛乳に異臭が移って問題となる、嫌われ者の花のようだ。
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