コイヌガラシ(小犬芥子)

Rorippa cantoniensis


コイヌガラシ

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 イヌガラシ属

  • 特徴

  •  草丈10〜40cmの1、2年草。
     茎は下部で分枝する。
     葉は羽状に深裂し、長さ2〜10cm。裂片は長楕円形で鋸歯がある。基部には耳がある。
     花は葉腋につき、花弁は黄色で長さ2〜2.5mm。
     果実(長角果)は腋生で直立し、円柱形〜広線形で長さ6〜10mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州 田や水湿地

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年5月9日 栃木県渡良瀬遊水地
     花アップ  同 上

  • 撮影記

  •  多くの湿性の植物が見られる渡良瀬遊水地、川のほとりの砂泥地にポツポツ花を咲かせていた。
     目立たないうえに、休耕田や湿地などに生えるせいもあって「準絶滅危惧種」とされているが、わかるような気もする。
     近くにはオオアブノメも見られ、ついそのほうばかりに気を取られてしまった。

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花アップ