コシジタネツケバナ(越路種漬花)

Caedamine niigatensis


コシジタネツケバナ1

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 タネツケバナ属

  • 特徴

  •  草丈20〜50cmの多年草。
     茎は直立し、毛がない。
     葉は単葉〜羽状複葉で、頂小葉が大きく、側小葉はないか、あっても1〜2対。
     花は総状花序になり、花弁は白色。
     長角果は無毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(新潟県)  山地の水の滴る斜面

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年5月11日 新潟県柏崎市
     中、下・葉  同 上

  • 撮影記

  •  タネツケバナの仲間を調べていると、注意して観察してこなかったため、多くの未撮影種があることに気づき、反省とともに今年の課題とした。
     新潟県の山間部に出かけた際も、沢沿いや水の滴る法面などを注意して見ていると、予想通りタネツケバナが咲いていた。
     頂小葉が小さくて鋸歯のない側小葉が何対かあるのはオオバタネツケバナだ。頂小葉が側小葉よりはるかに大きく、側小葉が1対しかないか側小葉のない花もある。小葉の特徴ある形からしてこれがコシジタネツケバナだ。長角果に毛はなかった。
     雨70%の予報も、撮影中は薄日の差すような天気に恵まれ、今年も晴れの神様は味方のようだ。撮影を終えて帰りの道中、予定通り雨となった。

    同じ科の仲間の花
コシジタネツケバナ2

葉アップ