ミツバコンロンソウ(三葉崑崙草)

Cardamine matsumurana


ミツバコンロンソウ

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 タネツケバナ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     茎は直立し、無毛で稜がある。
     葉は下部のものは退化し、上部の葉は互生し3出葉。小葉は卵状披針形で長さ1〜4cm、先は鋭く尖り、粗い鋸歯があり、表面に短毛がある。
     花は短い総状花序を出し、数個の花をつける。花弁は白色で長さ6〜10mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州 山地の林下

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  1983年4月24日 埼玉県秩父市

  • 撮影記

  •  小さい草丈にもかかわらず、名のとおり尖った3個の葉と大きな十字花をつける。
     チチブイワザクラを探しに出かけた埼玉県の武甲山。
     石灰岩の採掘で全山なくなってしまうと知って出かけたが、登山道ではこの花やスミレを撮影したものの、イワザクラは見つけられなかった。
     前から来た登山者に聞いてみたところ、それが花仲間となったEくんとの長い付き合いの始まりとなった。
     チチブイワザクラは撮影できなかったものの、今に続くネットワークの広がりのきっかけとなった。

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