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- 科名・属名 : アブラナ科 イヌガラシ属
注.APG分類では、学名(R. palustris)
- 特徴 :
草丈35〜100cmの1年草または2年草。
茎は直立して上部で分枝し、全体無毛。
根出葉は長さ5〜15cm、羽状に浅〜深裂し、裂片はさらに粗く切れ込む。茎葉は上部の葉ほど切れ込みが浅く、基部は茎を抱く。
花は総状花序になり、花弁は黄色で直径3〜4mm。
果実(短角果)は長楕円形で長さ3〜7mm、幅2〜2.5mm、果柄は水平に開くか反曲する。
種子は円形、径約0.5cm。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:北半球に広く分布) 水田や畦などの湿った場所
- 花期 : 4〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年9月24日 茨城県大田原市 中上・全体2 2020年10月7日 栃木県佐野市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2016年9月30日 神奈川県川崎市 左下・果実 2006年10月1日 東京都日野市 右下・葉 2020年10月7日 栃木県佐野市
- 撮影記 :
頭大羽状に深裂する葉や短い果実(短角果)に特徴があり、似たような場所に生えるイヌガラシとの見分け点である。どちらかいえば、本種のほうが湿り気の多い場所に咲く。
どちらも花は小さく目立たない花で、そのつもりで見ていないと花があっても気がつかない。
この花の和名であるが、今回整理するまで、「スカシタ ー ゴボウ」とばかり思っていた。恥ずかしい限りである。「スカシ(透し)ー タゴボウ(田牛蒡)」が正解である。他にも間違って覚えている花があるかもしれない。
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