スズシロソウ(蘿蔔草)

Arabis flagellosa


スズシロソウ1

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 ヤマハタザオ属

  • 特徴

  •  草丈10〜25cmの多年草。
     茎の基部から花後、葉を付けた長い走出枝を出す。
     根出葉は倒卵形〜へら形で長さ1.5〜20cm、幅1〜3cm。基部は細まり、縁には粗い鋸歯がある。茎葉は1〜2cmと小さい。
     花は総状花序につき、花弁は白色、4個で長さ7〜10mm。
     果実(長角果)は線形で長さ1〜3cm。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州
     山地の谷沿

  • 花期
  • : 4〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年4月27日 兵庫県佐用郡
     下 2003年3月27日 島根県出雲市

  • 撮影記

  •  関東地方にはないこの花、近畿地方以西の山地の谷沿いで早春の頃咲く。
     藤原岳にフクジュソウの撮影に出かけた際も見かけたが、花期には遅く走出枝をだらしなく伸ばした状態が多く、盛期の花に会えずにいた。
     このごろは、マイナーな花を求めて春早く出かけることも多くなり、渓谷や川沿いで当たり前のようにこの花に出会う。

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スズシロソウ2