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- 科名・属名 : アブラナ科 タネツケバナ属
注.APG分類V、Wでは、学名(C. occulta)
- 特徴 :
草丈10〜30cmの2年草。
茎は下部から分枝し、多少毛がある。
葉は奇数羽状複葉で長さ2.5〜9cm、小葉は1〜8対ある。小葉は長楕円形〜円形、欠刻状の鋸歯があるが、茎葉では時に全縁に近く、頂小葉はやや大きい。
花は白色、花弁は4個、倒卵形で長さ3〜4mm。萼は長楕円状卵形、紫色を帯び、長さ約2mm。
果実(長角果)は線形で、長さ1〜2cm、無毛で直立する。種子は1列、広卵形で長さ約1mm。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:東アジア〜ヒマラヤの暖温帯、ヒマラヤ高地) 田の畦や水辺
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年4月9日 福井県あわら市 中上・全体2 2024年2月29日 東京都八王子市 中中・全体3(群生) 1985年4月14日 栃木県塩谷郡年 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2019年5月3日 新潟県魚沼市 左下・果実(長角果) 同 上 右上・基部の葉 2024年2月29日 東京都八王子市 右下・茎葉 2019年5月3日 新潟県魚沼市
- 撮影記 :
稲の種籾を水に漬けて、苗代の準備をするころ花を咲かせることから和名がつけられている。
名のとおり、まだ耕す前の水田や水辺などで、遠くから見ても白く見えるほどに群生している光景によく出会う。
パッと目にはナズナにも似ているが、葉が違うのですぐにわかる。
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