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- 科名・属名 : アブラナ科 タネツケバナ属
- 特徴 :
草丈30〜50cmの2年草。
茎は直立し、下部はあまり分枝せず毛が多い。
葉は羽状複葉で、長さ3〜9cm、根出葉や茎基部につくものは若い株ではよく発達し斜上する。頂小葉と側小葉はほぼ同大、小葉には深い湾入や切れ込みが多く、両面とも毛が多い。
花は白色、花弁は4個、長さ3〜4mm。
果実(長角果)は円筒形で直立し、長さ1〜2cm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 林縁、道端
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
2015年3月31日 神奈川県川崎市 中・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
春先、多摩丘陵を歩いていると道端の植込みの根元にアブラナ科の白い花が咲いていた。
ミチタネツケバナかなと思ったが、小葉の切れ込みが大きく毛が多いのでおかしいなと思っていた。
ある時「神奈川県植物誌」を見ていたところ、この花の特徴と合致するアブラナ科の花の記述があり、本種と判断した。
ただこの種は、本来山地の林道脇などに生える花で、都市部の道端に生えるものは、形態は同様だが系統は異にするのではないかとの記述もあり、納得できた。
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