ミチタネツケバナ(道種漬花)

Cardamine hirsuta


ミチタネツケバナ1

  • 科名・属名 : アブラナ科 タネツケバナ属

  • 特徴 :
     草丈3〜30cmの2年草。帰化。
     茎は直立し無毛。
     根出葉はロゼットとなり、羽状に全裂し、花時も残る。頂小葉は側小葉よりやや大きく、側小葉は3〜5対。茎葉は0〜2個。葉の表面と葉柄は有毛。
     花は総状花序につき、花弁は白色で4個、長さ2〜4mm。雄しべは4個、葯は黄色。
     果実(長角果)は直立し、線形で長さ1〜2cm。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ原産) (国外:ヨーロッパ〜東アジア、北アメリカ)
     道端、荒地、芝生

  • 花期 :   2〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年3月6日  東京都日野市
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上 2015年4月3日  東京都八王子市
     中下・花、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     オオイヌノフグリとともに春一番早く咲く花の一つである。
     まだコートの衿を立てて出勤するような通勤途上の遊歩道で、小さな白い花も寒そうに見える。
     よく似たタネツケバナが水田などの湿り気のあるところに生えるのに対し、乾いた道路上などに咲く帰化植物である。

  • 葉(根出葉)

    同じ科の仲間の花
ミチタネツケバナ2

花

果実(長角果)