ヤマガラシ(山芥子)

Barbarea orthoceras


ヤマガラシ1

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 ヤマガラシ属

  • 特徴

  •  草丈20〜60cmの多年草。
     茎は直立し、上部で分枝する。
     根出葉は羽状に中〜全裂し、長さ6〜12cm。頂小葉は広卵形〜楕円形で、先は丸く大きい。茎葉は基部が耳状になり茎を抱く。
     花は総状に多数つき、花弁は黄色で4個、長さ1.5mm。
     果実(長角果)は直立して軸と平行につき、長さ3〜5cm。
     別名 ミヤマガラシ。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     山地の沢沿い、湿った草原

  • 花期
  • : 5〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年7月19日 長野県八ケ岳
     下 1995年5月21日 滋賀県伊吹山

  • 撮影記

  •  高山の沢沿いや湿った草原などで見られる。
     高山にはナンブイヌナズナが特定の山に分布している以外は、黄色いアブラナ科の花はないので間違えることない。
     下の写真は伊吹山でイブキガラシとよばれるもので、本種とは少し異なるとの考えもあるが、同一種と考えていいだろう。
     本種はこの伊吹山より北の山で見られる。

    同じ科の仲間の花
ヤマガラシ2