アメリカミズユキノシタ(亜米利加水雪の下)

Ludwigia repens


アメリカミズユキノシタ


  • 科名・属名 : アカバナ科 チョウジタデ属

  • 特徴 :
     草丈1mになる多年草。帰化。
     茎は分枝し、水上に出ると匍匐する傾向があり、赤味を帯び、下方の節から根を出す。
     葉は対生、葉身は倒披針形〜倒卵形〜さじ形、長さ3〜5cm、幅1〜2cm。両端は尖り、全縁。葉柄は無いか、あっても長さ1cm以下。
     花は葉腋に1個つけ、無柄で、長さ2〜3mmの小苞がある。花弁は4個、黄色で、長さ1.5〜3mm。萼片は4個、狭三角形〜狭卵形で、長さ2〜3.5mm。雄しべは4個。
     果実(刮ハ)は萼片が残り基部が細くなった円筒形、、長さ5〜9mm、幅広い縦筋がなく、微毛がある。

  • 分布・生育地 :
     逸出帰化(北アメリカ原産)(各地に逸出) (国外:北アメリカ(合衆国東部)〜西インド諸島)
     池や水路の水辺

  • 花期 :  6〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2014年9月8日  東京都板橋区
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花1、以下全て    同  上

  • 撮影記 :
     カメラが故障し、メーカーのサービスセンターに持ち込んだところ、3時間程度で直ると言われ待つことにした。
     時間をつぶすため近くの公園で池の周りを散策していると、池の縁の見慣れない花が目に入った。
     一見ミズユキノシタに似ていたが、黄色い花弁があり、葉が対生しているなど、間違いなく別種だ。
     帰って調べると、観賞用の水草としてアメリカから持ち込まれたものが、捨てられて帰化したもののようだ。
     観賞用やペットとして飼っていた動植物や生き物を邪魔になって捨て、それが生態系に大きな影響及ぼすことを認識して欲しい。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花1

花2