キダチキンバイ(木立金杯)

Ludwigia octovalvis


キダチキンバイ

  • 科名・属名 : アカバナ科 チョウジタデ属

  • 特徴 :
     草丈40〜150cmの低木状の多年草。
     茎は直立して多数分枝し、茎や葉には粗い毛がある。
     葉は長披針形〜線形、長さ3〜10cm、幅0.8〜4cm。先は鋭く両面に長毛が密生する。
     花は黄色、花弁や萼片は4個、花弁は長さ6〜17mm、幅5〜17mm。雄しべは8個。
     果実(刮ハ)は柄がなく、長さ3〜5cm、萼片が残存する。

  • 分布・生育地 :
     四国(高知県)、九州(屋久島以南)〜沖縄、小笠原諸島 (国外:台湾、太平洋諸島など世界の熱帯域)
     湿地

  • 花期 :   ほぼ周年

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2003年12月13日  沖縄県西表島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、右下・葉 2017年11月6日  沖縄県国頭郡
     左下・果実(刮ハ) 2019年5月10日  沖縄県西表島

  • 撮影記 :
     真冬の西表島に出かけた際、水路にヒレタゴボウが咲いていた。こんな季節はずれの時期に咲くのかと思ったら茎にヒレ(翼)のない本種で、四国以南でしか見られないと教えてもらった。
     ポツンポツンと咲くのは花期を過ぎたからかと思っていたら、南西諸島ではほぼ周年花が見られるようで、他の時期に訪れても咲き方に変わりはなかった。
     この仲間は触ると花弁がポロッと落ちてしまうことが多い。邪魔な草などを除けようと少し触るだけで花弁が落ちてしまう。風で花弁が飛ばされたのだろうか、咲いている花の中にも3弁花のものが多い。

  • 葉

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花

果実(刮ハ)