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- 科名・属名 : アカバナ科 マツヨイグサ属
- 特徴 :
草丈0.3〜2mの2年(越年)草。帰化。
茎は1本立ちするか、下部から分枝して、全体に上向きの毛が生える。
葉は倒披針形〜長楕円状披針形で、長さ5〜22cm、幅1.5〜6cm。先端は尖り、縁は波打たず、低鋸歯があり、中央脈はしばしば赤色を帯びる。
花は穂状花序に多数つき、黄色で径2〜5cm、夜間に咲く。花弁は倒卵状円形で、長さ1.2〜2.5cm、萎むとオレンジ色になるが赤くはならない。萼筒は長さ2.5〜4cm、裂片は4個、反曲し、黄緑色で赤味を帯びない。
果実(刮ハ)は長楕円形で先は細くなり、長狭2〜4cm、未熟な時は緑色、熟すと淡褐色となる。
種子は角柱形で稜角があり、長さ1.1〜2mm。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産)(全国に帰化) (国外:世界各地に帰化) 河原、道端、荒地
- 花期 : 6〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1993年11月6日 神奈川県三浦市 中上・全体2 2014年9月13日 東京都稲城市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中2・花序 同 上 中3・花1 2020年9月22日 東京都稲城市 中4・萼 同 上 中5・果実(未熟) 2019年8月20日 同 上 左下・果実(熟果) 2020年10月16日 同 上 右上・葉(表) 2019年8月20日 同 上 右中・葉(裏) 同 上 右下・茎 2020年10月16日 同 上
- 撮影記 :
メ(雛)と付く植物は元の植物に比べ小さくて可憐なものが多いが、元祖のマツヨイグサでさえ1mぐらいの草丈なのに、1mを超える草丈でメというのはイメージが壊れる。
この花の花弁が重なり合わないものをアレチノマツヨイグサといい、別種や品種として扱う考え方もあるが、変化は連続的でよくわからないものも多い。
マツヨイグサの仲間は全て帰化で、多摩川の河原にも本種とコマツヨイグサがよく見られる。
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