ヒロハマツナ(広葉松菜)

Suaeda malacosperma


ヒロハマツナ

  • 科名・属名 : アカザ科 マツナ属
     注.APG分類では、ヒユ科(AMARANTHACEAE)

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの1年草。
     茎は直立し、多数分枝する。
     葉は長楕円形〜広線形、広く平らで、長さ2〜3.5cm、幅2.5〜4mm。
     花は上部の葉腋につき、萼は肉質で5深裂する。
     果実(胞果)は扁球形で径2〜2.5mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(愛知県、西部)、九州
     (国外:北半球?)
     海岸

  • 花期 :  10〜11月

  • 撮影月日・場所 :
     2015年10月14日  大分県
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     大分県の小さな川の河口付近、ハママツナが点々と生える川岸を歩いてくと、葉の幅が広く、全体に銀色を帯びた小さな群落があった。
     どう考えても葉はハママツナの線形とは異なり広く平だ。多分この花ではないかと思ったが、今一つはっきりしない。
     海岸の開発などもあって、かっては愛知県にもあったらしいが、現在は本州(中国地方)や九州北部にわずかに残っているだけの希少種だ。
     訪れた時期は花の時期だったが、上部の葉腋にそれらしきものが着いていたので撮影したが、これもそうだとは言い切れない。そのうち確実な個体を撮影したいと思っている。

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花(胞果?)

葉