ハママツナ(浜松菜)

Suaeda maritima


ハママツナ

  • 科名・属名 : アカザ科 マツナ属
     注.APG分類では、ヒユ科(AMARANTHACEAE)

  • 特徴 :
     草丈20〜60cmの1年草。
     茎は直立し、よく分枝する。
     葉は互生し、長線形で長さ1〜4cm、幅1〜2mm。茎や葉は緑色であるが、秋には紅葉する。
     花は上部の葉腋に1〜5個かたまってつく。花被片は5裂し、緑色で、背部の中央に稜がある。
     果実(胞果)は扁球形で、径1〜1.5mm。種子は黒色で径1〜1.5mm。

  • 分布・生育地 :
     本州(宮城県以南)〜九州 (国外:北半球に広く分布)
     海辺の砂地

  • 花期 :  9〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2010年10月11日  愛知県渥美半島
     中上・花序 右下・花 2010年10月11日  愛知県渥美半島
     中下・花 2015年10月14日  大分県豊後高田市
     紅葉 2010年10月11日  愛知県渥美半島
     (上、左下は拡大写真あり、写真をクリック)
     右・黄葉 1993年11月6日  神奈川県三浦半島
     

  • 撮影記 :
       関東地方の海岸は、春先はイワタイゲキ、夏はハマカンゾウなど多くの花に彩られる。
     秋にはイソギクやこの花の紅葉など、決してhanamistの期待を裏切らない。
     11月に訪れた三浦半島の海岸も、紅葉だけでなく黄葉したこの花も多数見られた。
     花の状態の撮影をと考えていて十数年、愛知県の渥美半島で、やっと緑色で花の咲いている状態に出会えた。
     しかし、一部には紅葉している株も散見され、酷暑のため遅れたいるようだが、確実に秋は近づいていた。

  • ハママツナ(黄葉)

    同じ科の仲間の花
花序

花

ハママツナ(紅葉)