シロザ(白藜)

Chenopodium album


シロザ

  • 科名・属名 : アカザ科 アカザ属

  • 特徴 :
     草丈60〜120cmの1年草。史前帰化。
     茎は直立し、よく分枝する。
     葉は、下部のものは菱状卵形〜卵形、上部の葉は長卵形〜披針形、長さ3〜6cm、幅1.5〜4cm。
     長い柄があり、若い葉はや裏面は白い粉状物に覆われ、縁には大小の歯牙がある。
     花序は茎頂か葉腋について穂状花序となり、花は黄緑色で小さく、萼裂片は広卵形〜楕円形、長さ約1mm。
     種子は直径1〜1.3mmの扁平な広楕円形で黒く、光沢がある。
     別名 シロアカザ

  • 分布・生育地 :
     史前帰化(ユーラシア原産) 日本全土 (国外:世界の温帯〜熱帯に広く分布)
     道端、畑、荒地

  • 花期 :  9〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     2009年6月6日  東京都日野市
     中上 1998年11月1日  東京都八王子市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序 2009年6月14日  東京都日野市
     下左・花 2015年11月7日  神奈川県川崎市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     古い時代(史前)に大陸から帰化したとされ、日本全土の道端や畑などで見かけることが多い。
     目立つのは若葉の時期で、芽心に白い粉状の物がつき、白く見える時である。
     成長すると1mを超える大きさになり、白かった葉の特徴もなくなり、ごく普通の雑草だ。
     変種にアカザという若葉が紅紫色になるものがあり、若葉はどちらも食用になるようだ。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
シロザ若葉

花序

花