マツバニンジン(松葉人参)

Linum stelleroides



  • 科名・属名
  • : アマ科 アマ属

  • 特徴

  •  草丈40〜60cmの1年草。
     茎は上部で枝分かれする。
     葉は互生し、狭楕円形で長さ1〜3cm、幅2〜4mm。3脈があり、先は尖る。
     花は枝の先につき、花弁は淡紅紫色〜淡紫色で5個、直径約1cm。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州 日当たりのいい草地

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年9月23日 愛知県
     上は拡大写真あり(写真をクリック)
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  以前は東京近郊にもあったらしく、平凡社の「日本の野生植物」では千葉県柏市の撮影である。そこは「今は住宅地になっていて面影もない」とのこと。草原性の花はどこでも開発による減少が著しい。
     過去の情報をもとに何ヶ所か探しに出かけたが、見つけることができずあきらめかけていたところ、愛知県にあるという有力な情報が入った。そこは以前探しに出かけた場所だった。花期が合っていなかったようだ。
     9月末、夜行バスと一番電車を乗り継ぎ、この花を追い求めている花仲間と目的地にたどり着いたのは、まだ日も昇りきらない早朝だった。
     朝露に濡れた草原に今まさに開き始めといったこの花があった。長い間の憧れていた花、日差しとともに開花していくのを待ちきれず撮影した。天気のいい日は昼頃には閉じてしまうとのことで、たっぷり時間があるにもかかわらず気ばかりあせって撮影した。
     近くにはヤマジソも咲いていて、抜けるような秋の青空の下(撮影には不適だったが)、眼下に黄金色の稲田を眺めながら、満足の1日となった。

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