キンゴジカ(金午時花)

Sida rhombifolia<


キンゴジカ1

  • 科名・属名 : アオイ科 キンゴジカ属
     注.APG分類では、学名(S. rhombifolia subsp. rhombifolia)

  • 特徴 :
     草丈30〜100cmの多年草。
     茎は直立し、しばしば低木状になり分枝する。
     葉は長楕円形〜菱状倒卵形で、長さ1〜4cm。先は鈍く、縁は上半部のみ鋸歯があり、裏面には星状毛を密生する。
     花は葉腋に1〜数個つき、花冠は淡黄色で径1.5〜1.7cm。花弁は5個で倒卵形。萼は広鐘形、長さ5〜7mm、先は5裂し、裂片は三角形。
     果実(分果)は普通10個、長さ約3mm、背面に星状毛が多く、先は2つに分かれ、その先に1個の芒がある。

  • 分布・生育地 :
     九州〜沖縄、小笠原 (国外:台湾〜熱帯域)
     草地、荒地、道端

  • 花期 :   8〜9月(沖縄ではほぼ1年中)

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年3月28日  沖縄県石垣島
     中上・全体2 2019年5月13日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序 2004年3月28日    同  上
     左下・花 2019年5月13日    同  上
     右上・葉、右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     南の島に出かけると道路際や荒地などよく見かける花で、葉が丸みを帯び、鋸歯も上半部だけにあるのが特徴である。
     よく似た花に、ハイキンゴジカなどがあり、葉の形や鋸歯などをよく観察しないと区別しにくい花である。
     ゴジカ(午時花)という和名がつけられているように、昼ごろを中心に開花し、夕方には萎んでしまう一日花だ。

  • 葉

    葉(裏)

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キンゴジカ2

花序

花