テリハハマボウ(照葉浜朴)Hibiscus glaber |
|
高さ3〜10〜(15)mの常緑高木。 葉は卵円形〜円腎形で、長さ幅とも5〜10cm。革質で厚く、全縁、無毛で光沢がある。 花は枝先に単生し、径3〜4cm。花冠は鮮黄色で中心部は暗赤色。一日花で夕方には赤変する。 果実(刮ハ)は径約1.5cm、表面に褐色の剛毛がある。 別名 モンテンボク 小笠原諸島(固有) 山地の斜面 2011年6月25日 東京都小笠原諸島 中・花 同 上 下・葉 2011年7月3日 同 上 小笠原諸島の海岸近くにオオハマボウが咲き、山中に固有種のこの花が咲いている。 土壌に恵まれた母島には10mを越えるような大木があるようだが、父島では山地の稜線や岩場等の乾燥地に2〜3mの株があるだけだ。 花はオオハマボウより小振りで、テリハ(照り葉)と言われるように葉には光沢がある。 沖縄などで海岸近くのオオハマボウを見慣れた目には、山中の岩場で青空をバックに咲く花はいささか奇異な感じがする。 花は朝咲いて夕方には赤くなって萎れる一日花で、写真でも赤くなって落ちた花が手前に写っている。 同じ科の仲間の花 |
|