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- 科名・属名 : アオイ科 ヤノネボンテンカ属
- 特徴 :
高さ0.5〜2mの落葉低木。園芸逸出。
葉は互生し、葉身はほこ形、長さ3〜10cm。側羽片は開出し、先はやや尖り、基部は切形、縁には波状の低い鋸歯がある。表面はやや光沢があり、両面に細かな星状毛がある。
花は細い花茎の先に点頭し、径4〜6cm、朝開き、夕方に萎む。花弁は5個、淡桃色で赤色の脈があり、花芯には暗紅色の斑紋がある。萼は5裂し、花柄は長さ4〜7cm。
果実(分果)は5個、網状脈があり、背面に隆起条がある。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(南アメリカ原産) 空地、荒地
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2018年9月18日 神奈川県川崎市 中上・全体2、以下(左下・果実を除き) 同 上 (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・果実 2022年8月29日 同 上
- 撮影記 :
9月半ばといってもまだ残暑が厳しい1日、秋の花の撮影に多摩川の河原を歩いた。
この時期花らしい花といえばキクイモぐらいで、地味なイネ科やキク科の植物が多い。
そんな中、アオイ科と思われる目立つこの花が川岸に生えていた。
園芸種の逸出とすぐにわかり、帰って調べると名前だけは聞いたことのあったこの花だった。
20世紀初めに観賞用に導入され、最近しばしば逸出が確認されているようだ。
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