ヒメゴヨウイチゴ(姫五葉苺)

Rubus pseudojaponicus


ヒメゴヨウイチゴ

  • 科名・属名
  • : バラ科 キイチゴ属

  • 特徴

  •  高さ10〜30cmの草本状の落葉小低木。
     茎は直立し、全体に刺がない。
     葉は5出複葉で、小葉は菱状卵形で鋭尖頭、縁には欠刻と鋸歯がある。
     花は1個ずつ上を向いて咲き、花弁は白色で7個、長さ約10mm、全開しない。萼裂片は7個で、平開する。
     果実(集合果)は紅熟する。
     別名 トゲナシゴヨウイチゴ

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中部地方以北)
     亜高山帯の林内、林縁

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年7月26日 山梨県北岳
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  この花、撮り残していたが、咲く時期は少し早く、そのために山登りすることをためらっていたら、長い時間がたってしまった。
     2011年、取り残した花や撮り直しの花のいくつかを求めて、久し振りに南アルプス北岳に登った。
     7月なので多分この花が見られるだろうと思っていたら、案の定登山道際で小さな上向きの白い花(全開しないのでパッとしないが)咲いていた。
     ゴヨウイチゴに似ているが、全体に刺がないこと、花が上を向いて咲くことが異なっている。

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花

葉