カラフトダイコンソウ(樺太大根草)

Geum macrophyllum var. savhalinense


カラフトダイコンソウ

  • 科名・属名
  • : バラ科 ダイコンソウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜90cmの多年草。
     茎はまばらに分枝して横に広がり、全体に硬い剛毛がある。
     根出葉は羽状複葉で、頂小葉は円く不揃いの鋸歯がある。側小葉は1〜2対で小さい。茎葉は側小葉がなく、卵円形で3浅裂〜中裂する。
     花は茎頂にまばらにつき、黄色の5弁花で、径約1.5cm。
     集合果は球形で汚黄白色のやや短い毛があり、果実(痩果)は紡錘形で粗い毛がある。。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中北部)  山地

  • 花期
  • :  6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年6月13日  長野県上高地
     中・果実 2014年7月10日  北海道知床
     下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  花の感じや分布が本州中北部から北海道など、オオダイコンソウとよく似ている。
     今回、本種としてあった八戸などの記録もよくチェックしてみると、茎葉が奇数羽状複葉で托葉が大きいオオダイコンソウばかりで、上高地で撮影したものだけがこの花だった。
     この花は、上部の葉は大きく3裂するものの、中部以下の葉は丸くて浅く裂けるだけである。

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果実

葉