カラフトダイコンソウ(樺太大根草)Geum macrophyllum var. savhalinense |
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草丈60〜90cmの多年草。 茎はまばらに分枝して横に広がり、全体に硬い剛毛がある。 根出葉は羽状複葉で、頂小葉は円く不揃いの鋸歯がある。側小葉は1〜2対で小さい。茎葉は側小葉がなく、卵円形で3浅裂〜中裂する。 花は茎頂にまばらにつき、黄色の5弁花で、径約1.5cm。 集合果は球形で汚黄白色のやや短い毛があり、果実(痩果)は紡錘形で粗い毛がある。。 北海道〜本州(中北部) 山地 2004年6月13日 長野県上高地 中・果実 2014年7月10日 北海道知床 下・葉 同 上 花の感じや分布が本州中北部から北海道など、オオダイコンソウとよく似ている。 今回、本種としてあった八戸などの記録もよくチェックしてみると、茎葉が奇数羽状複葉で托葉が大きいオオダイコンソウばかりで、上高地で撮影したものだけがこの花だった。 この花は、上部の葉は大きく3裂するものの、中部以下の葉は丸くて浅く裂けるだけである。 同じ科の仲間の花 |
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