オオダイコンソウ(大大根草)

Geum aleppicum


オオダイコンソウ

  • 科名・属名
  • : バラ科 ダイコンソウ属

  • 特徴

  •  草丈60〜100cmの多年草。
     茎は直立して上部で分枝し、全体に粗い長毛が多い。
     根出葉は羽状複葉で、頂小葉は菱形卵形で、長さ5〜10cm。縁には鋸歯があり先端は尖る。側小葉は2〜5対。茎葉は3小葉で、先は尖る。托葉は広く大きい。
     花は茎頂にまばらにつき、黄色の5弁花で、径1.5〜2cm。
     集合果は倒卵形。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中北部) 山地の草原

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年7月19日 青森県八戸市
     花 1990年8月5日 北海道根室市

  • 撮影記

  •  花はダイコンソウに似ているものの、草丈も大きいうえに茎葉は大きく裂け、裂片の先や鋸歯は鋭く、丸くて鈍い鋸歯のダイコンソウとは大分感じが異なり力強さを感じさせる。
     八戸の海岸でカラフトダイコンソウがあるとの記録を頼りに撮影した花は、チェックすると全てこの花だった。
     小葉は奇数羽状複葉で、托葉もよく目立つなど、花以外では一見してわかる違いが多い。

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花