- 科名・属名
: バラ科 キジムシロ属
- 特徴
: 草丈5〜30cmの多年草。根茎は太いが、塊状にはならず、匐枝も出さない。全体に開出毛が多い。
葉は羽状複葉で5〜9小葉からなり、小葉は楕円形で長さ1.5〜5cm。頂小葉が最も大きい。
花は花茎の先に多数つき、黄色の5弁花で、径1.5〜2cm。
- 分布・生育地
: 北海道〜九州 山野
- 花期
: 4〜5月
- 撮影場所・月日
: 1997年6月7日 長野県霧が峰 右・花 1997年6月15日 北海道夕張山系
- 撮影記
:
キジムシロ属はどれも黄色の似たような花を咲かせ、同定に苦労する花の一つだ。
この花もミツバツチグリと同様分布も広く、花だけでは判断しにくいが、葉の付き方が奇数羽状複葉で、普通5〜7個あることが違いである。
春、日当たりのいい草地に丸く広がり、雉が座る場所のようだということでキジ(雉)ムシロ(蓆)の和名が付けられているが、想像力の豊かさには恐れ入る。
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