マルバシモツケ(丸葉下野)

Spiraea betulifolia


マルバシモツケ

  • 科名・属名
  • : バラ科 シモツケ属

  • 特徴

  •  高さ30〜100cmの落葉低木。
     葉は互生し、倒卵形〜広卵形で長さ1.5〜6cm、幅1〜4cm。先は円く、縁には基部を除き鈍頭から鋭頭の鋸歯があり、先端部は大きく基部では小さい。両面はほとんど無毛で、裏面は淡緑色。
     花は複散房花序で頂生して多数つき、径約6mm。花弁は白色で5個、雌しべは5個、雄しべは多数で花から突き出る。
     果実(袋果)は直立し、長さ3〜4mmで無毛。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜本州(中北部)
     亜高山〜高山の日当りのいい岩礫地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年7月4日  青森県岩木山
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記

  •  本格的な夏にはまだ若干間のある7月初め、岩木山の谷筋には多くの残雪が残っていた。
     梅雨の晴れ間、青森県の名山とあって、山頂からの眺めは素晴らしいものだった。
     そんな山頂の岩場の間にこの白い花が点々と咲いていた。
     イワシモツケによく似ているが、葉の鋸歯が基部を除いてあり、イワシモツケのように先端部だけということはない。はやや深い鋸歯とな

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花

葉