ミヤマウラジロイチゴ(深山裏白苺)

Rubus yabei


ミヤマウラジロイチゴ

  • 科名・属名
  • : バラ科 キイチゴ属

  • 特徴

  •  高さ約1mの落葉小低木。
     茎や枝は無毛で、下向きの細い刺がある。
     葉は互生し奇数羽状複葉で長さ8〜15cm、小葉は1〜2対あり、質は薄く縁は重鋸歯で、裏面は短い軟毛に覆われて灰白色。
     花は枝先や葉腋に1〜数個つき、花は白く平開しない。萼裂片は急に尖り、糸状に伸びる。
     果実(集合果)は球形で径1〜1.5cm、紅熟する。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東〜近畿地方) 亜高山帯の林縁

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年7月20日 長野県志賀高原
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  スキー場の中に登山道はあるが、木もないゲレンデはどこでも歩ける。
     植物がおおいのは林縁、できるだけ林縁に近いところを歩きながら花を探した。
     ふと、萼の目立つキイチゴを見つけた。よく似ているシナノキイチゴはあるが、この花は葉裏が白く、緑色のシナノと区別される。

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花