ミヤマワレモコウ(深山吾木香)Sanguisorba longifolia |
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草丈30〜80cmの多年草。 葉は茎の下部に集まり、奇数羽状複葉で小葉は9〜13個、小葉は長楕円形。縁には鋸歯がある。 花は枝の先に穂状につき、花序は長さ2〜4cmの円柱状、花は暗紫色で花弁はない。花は先のほうから咲き始め、4本の雄しべが長く、花から突き出す。 北海道(日高)〜本州(中部地方以北) 山地や亜高山体の草地や湿地 1980年7月30日 北海道アポイ岳 参考にしている「日本の野生植物」(平凡社刊)にはこの花の記載がなく、特に留意することもなかった。 アポイ岳で撮影したワレモコウも、当初ナガボノアカワレモコウとしていたが、この山に分布するものは本種と知って修正した。 北海道では日高地方に分布が限られるものの、本州中部の高原などでは比較的見かける。 ワレモコウとの違いは雄しべが長く、萼片から飛び出す点にある。 同じ科の仲間の花 |