オヘビイチゴ(雄蛇苺)Potentilla sundaica var. robusta |
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草丈10〜20cmのつる性の多年草。 全体に伏毛があり、茎は地を這い、上部は立ち上がる。 葉は掌状複葉で、5小葉(上部は3小葉)からなり、小葉は狭長楕円形で長さ1.5〜5cm。裏面には伏毛がある。 花は茎頂にやや集散状に多数つき、黄色の5弁花で径約8mm。花後花床はふくらまない。 本州〜九州 原野や田畑の畦などの湿った所 2005年5月20日 兵庫県城崎郡 中 2008年5月18日 栃木県矢板市 下、左・右 同 上 名前だけ見るとヘビイチゴ属と間違えやすく、花も黄色、生えている場所も田んぼの畦など同じため、混同していることが多いかもしれない。 この花はキジムシロ属で、副萼片(花のすぐ下に萼とともにある)が葉状に発達せず、披針形で萼と同じ形であることが大きな違いである。 さらに、葉もやや細長い楕円形で5個つくことも3個のヘビイチゴ属とは異なっている。 最も果実期には、ヘビイチゴのような食べられそうな果実とならないので、違いがはっきりする。 同じ科の仲間の花 |
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