タチテンノウメ(立天の梅)Osteomeles schwerinae |
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高さ約1.5mの常緑〜半常緑低木。 幹は斜上し、若枝のときは白色の軟毛が密生する。 葉は長さ2〜4cmの奇数羽状複葉、小葉は対生し6〜16対、線状楕円形〜狭倒卵形で、長さ5〜10mm、幅1.5〜3mm。先は鋭頭で光沢があり、表面は無毛か灰白色の毛を散生し、裏面は軟毛を密生または散生する。 花は散房花序で頂生し、白色で径約1cm。 果実(梨果)は球形で、径約6mm、黒紫色に熟す。 小笠原諸島 乾燥した岩石地 2011年6月24日 東京都小笠原諸島 小笠原列島の乾いた岩場の上では比較的よく見かける花である。 沖縄などに分布するテンノウメによく似た植物であるが、小葉の数が多く細いこと、樹形は斜上すること、海岸でなく山地の岩場に生えることなどが異なっている。 小笠原には、さらにシラゲテンノメというよく似た花があり、匍匐性で小葉の数が少なく葉が円いなどの特徴があるようだ。 訪れたのが6月末で花期ではなかったためか、蕾を見つけたものの開花せずに萎んでしまった。 同じ科の仲間の花 |