ツクシイバラ(筑紫薔薇)Rosa multiflora var. adenochaeta |
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高さ1〜3m程度の落葉低木。 葉は互生し、長さ10cm程度の奇数羽状複葉で、小葉は7〜9個、倒卵状長楕円形で、長さ3〜5cm。先は尖り、鋭鋸歯縁で、質はやや硬く、光沢があり、葉裏の毛は少ない。托葉は櫛の歯状に深く切れ込む。 花は枝先に円錐花序となって多数つき、淡紅紫色〜白色で、径3〜4cm。花序や花柄、萼に紅色の長い腺毛が密生する。 果実は萼筒が肥大化して液果状になり、球形で径6〜9mm、赤熟する。 四国、九州 山野 2014年5月2日 大分県佐伯市 中・白花 同 上 下左・花、腺毛 同 上 下右・托葉、葉 同 上 四国〜九州に分布するノイバラの変種で、全体にやや大きく、小葉や花も大きい。 特徴的なのは、花序や花柄、萼に紅色の長い腺毛が密生することで、赤っぽく見える。 この花が見たくて大分県の河川敷の自生地を訪れた。 時期の早いのは承知していたが、白色の花は結構開花しているのに、この花のイメージの淡紅色を帯びた花の方はまだ殆ど蕾だった。 下草を掻き分けて探し、やっと咲き始めの花を見つけ何とか撮影したが、朝露でズボンはびしょ濡れになってしまった。 同じ科の仲間の花 |
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