ヤクシマキイチゴ(屋久島木苺)

Rubus palmatus var. yakumontanus


ヤクシマキイチゴ

  • 科名・属名
  • : バラ科 キイチゴ属

  • 特徴

  •  高さ2m程度の落葉低木。
     茎は直立して分枝し、茎や枝に刺がある。枝や葉に毛はない。
     葉は互生し、卵形〜三角状卵形で3〜5浅裂し、長さ3〜5cm。質は薄く、縁には粗い鋸歯と欠刻がある。
     花は短い花枝の先に1個下向きに咲き、径約3cm、花弁は5個で白色。花柄や萼は無毛で、萼裂片は披針形。
     果実は球形で径1〜1.5cm、淡橙黄色に熟す。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島) 山地の林縁

  • 花期
  • : 4〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年4月25日 鹿児島県屋久島
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  まだ春浅い屋久島の林道を走っていると、ヒカゲツツジの黄色の花が目に入った。
     今回目的としていたヒメチャルメルソウをを撮影した後だったので、心に余裕がある。木の花であるが撮影しようと車を止めた。
     風の止むのを待っている間周囲を見回すと、葉脈が赤いキイチゴが目に入った。
     はっきりとした記憶はなかったが、確か屋久島の名前のついたキイチゴがあり、葉脈の赤い写真が掲載されていた記憶があった。
     後で調べると、やはり、枝や葉にや萼に毛がないのが特徴のこの花だった。

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花

葉