ユキヤナギ(雪柳)

Spiraea thunbergii


ユキヤナギ1

  • 科名・属名
  • : バラ科 シモツケ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの落葉低木。
     幹は叢生し、枝は細くて先は垂れ下がる。
     葉は互生し、線状披針形〜狭披針形で、長さ2〜4cm、幅5〜7mm。先は鋭頭で、基部は狭いくさび形、縁の中部以上に鋭い鋸歯がある。
     花は前年枝に散形花序となって2〜7個の花をつけ、白色で径約8mm。花弁は5個、円形〜広倒卵形で先は円形かややくぼみ、雄しべより長い。
     果実(袋果)は長さ約3mm、無毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州  川岸の岩場

  • 花期
  • : 4月

  • 撮影月日・場所

  •  2002年4月14日  石川県石川郡
     下    同  上
     (下は拡大写真あり(写真をクリック))

  • 撮影記

  •  白山の雪解け水を集めた手取川は、水量も多く川岸に立つと吸い込まれそうだった。
     そんな川岸の岩場にケイリュウタチツボスミレがへばりつくように咲いていた。
     岩場の上には白いこの花が咲いていたが、庭先に植えられたものをよく見るせいか何となく栽培品の逸出のような気がして、積極的に撮影することもなかった。
     事実、栽培品が野生化したとの考え方もあるようだが、春先、川岸を彩る白い花は美しい。きちんと撮影してあげなければ。

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ユキヤナギ2