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- 科名・属名 : スミレ科 スミレ属
- 特徴 :
草丈5〜10cmの多年草。
タチツボスミレの渓流型で、近年変種として登録された。
根出葉は三角形で光沢があり、長さ1.5〜2.5cm。基部は切形〜浅い心形。茎葉もタチツボスミレより小さい。花後の茎葉は長い三角形や菱形になる。
花は淡紅紫色〜濃青紫色で、径1.5〜2cm。花弁が細い傾向があり、側弁の基部は無毛。
- 分布・生育地 :
本州(神奈川県〜広島県) (国外:日本固有) 渓流沿いの岩場
- 花期 : 4〜5月上旬
- 撮影月日・場所 :
2003年4月27日 広島県帝釈峡 中上 2002年4月14日 石川県石川郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下 2015年4月23日 長野県木曽郡 右上・花、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
日本海側にイソスミレを撮影に出かけた際、石川県のHさんがこの花の自生地に案内してくれた。
自生地は増水すれば水没してしまう急流の岩場で、数日前は雪解け水が多く近づけなかったという岩場にしがみつくように咲いていた。
その後、広島県などでも見たが、いずれも流れのすぐそばで、上の写真のような危険な場所に多い。
花色は、タチツボスミレ同様、濃いものから薄いものまである。
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