アオノイワレンゲ(青の岩蓮華)

Orostachys malacophylla


アオノイワレンゲ1

  • 科名・属名

  •  ベンケイソウ科 イワレンゲ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     葉はロゼット状になり、扁平で倒卵状披針形〜楕円形、長さ1.5〜7cm、幅1〜3cm。先は鈍頭〜円頭で緑色、帯粉しない。
     花序はロゼットの中心から伸び、花は直径約1〜1.5cmで多数つく。
     花弁は白色で5個。裂開前の葯は赤紫色。

  • 分布・生育地

  •  北海道、本州(東北地方)
     海岸まれに山地の岩上

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年10月13日 北海道小樽市
     下(蕾) 1991年9月16日 同上

  • 撮影記

  •  夏に積丹半島に出かけた際、蕾を見つけた。
     9月半ば、もう咲いているだろうと出かけるとまだ蕾。もっと遅いのかなと1月後の10月中旬再度挑戦したら、写真のようにもうほとんど終わっていた。
     長い花茎を上げるので花期は長いように見えるものの、花の盛りは意外と短いようだ。
     北海道、東北地方の海岸に多く、山の岩場にも生える。
     図鑑では、遠く九州北部にも分布としている場合もあるが、九州のものはゲンカイイワレンゲとして変種扱いされていることも多く、ここではその説に従った。

    同じ科の仲間の花
アオノイワレンゲ2(蕾)