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- 科名・属名 : ベンケイソウ科 アズマツメクサ属
- 特徴 :
草丈2〜5cmの1年草。
茎は基部でよく分枝、束生し、下部は赤味を帯びる場合が多い。
葉は対生、葉身は線状披針形で開出〜斜上し、長さ約5mm、幅約1mm、先は鋭頭。
花は茎の上部の葉腋に単生し、白色で長さ1.5mm。ほぼ無柄で苞はない。花弁は4個、卵状披針形で鋭頭、花時には直立し、長さ約1.5mm。萼裂片は卵形、緑色で基部は合着する。雄しべは4個、花弁より明らかに短い。裂開前の葯は淡黄色。雌しべは直立する。蜜腺は小棒状で、長さ約0.4mm。
果実(袋果)は淡紅色。
- 分布・生育地 :
北海道、本州、四国 (国外:北半球の温帯) 水田、海浜泥地
- 花期 : 4〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2023年5月24日 東京都東村山市 中1・全体2 2000年5月27日 同 上 中2・全体3 2023年5月24日 同 上 (上、中1、中2は拡大写真あり、写真をクリック) 中3・花、以下全て 同 上
- 撮影記 :
東京都のある市の植物分布にオオアブノメを見つけ、地図上からこのあたりではと見当をつけ、探しに出かけた。
予想通りオオアブノメの開花株を見つけ撮影していると、近くに変わったツメクサらしい花を見つけた。
ひょっとしたら本種かなと思って撮影し、調べるとその通りで思いがけない収穫に喜んだ。
細部の撮影をしようと2十数年後久し振りに現地を訪れた。
さすがにこれだけ時間が経つと現地の状況はすっかり変わっていてオオアブノメもこの花も以前あった場所では見当たらなかった。
あきらめきれず周囲を探し回ると、田んぼ道の端に広がっているこの花を見つけた。何とか生き残っていたのかと嬉しくなった。
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