ベンケイソウ(弁慶草)

Hylotelephium erythrostictum


ベンケイソウ

  • 科名・属名

  •  ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜100cmの多年草。
     茎は直立し、白緑色で赤紫色の斑点を密生する。
     葉は互生または対生し、楕円状卵形〜楕円形で、長さ6〜10cm、幅2〜4cm。白緑色で縁には低い鋸歯がある。
     花は茎頂に散房状につき、半球形で多数つく。花弁は淡紅色。

  • 分布・生育地

  •  本州(中・北部)、九州
     山地の草原や明るい林下

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年8月23日 長野県霧ケ峰
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  長野県のある草原に咲くと聞き、夏休みも終わる頃、遅い家族旅行を兼ねて出かけてみた。
     高原はマツムシソウが咲き始めすっかり秋の装い。下界はまだ30度を越え残暑が厳しいものの、ここは吹き渡る風は心地よい秋の風だ。
     お目当てのこの花はまだ咲き初めで豪華さにはまだまだであったが、観光客も足を伸ばさない奥まった草原は自分だけの静かな世界だった。

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花アップ