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- 科名・属名 :
ベンケイソウ科 マンネングサ属
- 特徴 :
草丈6〜20cmの多年草。
茎は20〜60cmと長く伸び、地を這い先は斜上か直立する。
葉は上部では互生し、さじ状倒披針形、長さ1〜1.5cm、幅2〜4mm。先は円頭〜鈍頭、基部は柄状になる。下部の葉は卵形で対生する。
葉腋には普通2〜3対(稀に4〜5対)の葉を持つムカゴ(珠芽)をつけ、これが落ちて繁殖する。
花は茎頂に集散状につき直径0.8〜1cm、花弁は5個、黄色で線状倒披針形〜狭披針形、長さ4〜5mm。
雄しべは花弁より短く、裂開直前の葯は濃黄色。雌しべは長さ3〜4mm、子房は長さ2〜3mm、基部は合着する。種子は普通できない。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部以南)〜沖縄 (国外:朝鮮、中国) 道端や畑の縁
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年9月10日 静岡県静岡市 中上・全体2 2017年5月20日 鹿児島県屋久島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2005年9月10日 静岡県静岡市 左下・花 2017年5月20日 鹿児島県屋久島 右下・葉とむかご 同 上
- 撮影記 :
9月半ば撮影に出かけた静岡市のある山道の石垣下でマンネングサの花を見つけた。
ヒメレンゲかなと思ってよく見ると、下の写真のように、葉腋(葉の付け根)にムカゴ(球珠)が付いていて、本種であることがわかった。
ただ、花期は基本的には初夏の頃で、5月の屋久島の海岸の岩場の上に花盛りのこの花があった。
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