コウライコモチマンネングサ(高麗子持万年草)Sedum rosulato-bulbosum |
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草丈7〜20cmの多年草。 茎はやや群がって出て、下部は地を這い斜上する。 葉は上部のものは互生し卵形、下部のものは対生しさじ状倒披針形で長さ7〜20mm。 葉腋につく珠芽で増えるが、珠芽の鱗片葉が多くい。 花は黄色で径8〜10mm、花弁は5個、披針形で先は鋭頭。 コモチマンネングサに似るが、珠芽の鱗片葉が多いことや、茎がやや群がって出ることが異なる。 九州(対馬、壱岐)、沖縄 海岸の岩場 2006年5月13日 長崎県対馬 5月半ばの対馬、ひょっとした極端に早咲きのハナナズナがあるかもと、道路際の法面を探したがまだ芽を出したばかりだった。 近くにはクルマバアカネの株もあり、夏の花時が楽しみな場所だった。 ふと見上げると、岩上にマンネングサが咲き始めていた。「ツシママンネングサ(ウンゼンマンネングサ)が」と思ったが、そうではなく本種とのこと。日本では、対馬から九州にかけての海岸に分布している大陸系のセダム属の仲間である。 まだほんの咲き初めであったが、思いがけない出会いに大喜びした。 同じ科の仲間の花 |