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- 科名・属名 :
ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属
- 特徴 :
草丈10〜40cmの多年草。
茎は斜上し、葉とともに汚赤紫色を帯びる。
葉は互生(稀に対生)し、卵形〜卵円形で長さ2.5〜4.5cm、幅1.5〜3cm。基部は漸尖形で柄状、縁は波状かまばらに低い鈍鋸歯がある。
花は散房状で球形の花序となって多数つき、花弁は淡黄緑色、広楕円形で長さ約3.5mm。裂開前の葯は橙赤色。蕾のときは暗紅色を帯びる。萼や葯、子房に乳頭状突起が密生する。
- 分布・生育地 :
本州(福島、茨城県) (国外:日本固有) 山地岩上、まれに樹上
- 花期 : 9〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2014年10月30日 茨城県 中上・全体2 同 上 中中・全体3 2021年11月3日 同 上 (上、中上、中中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2014年10月30日 同 上 左下・花 2021年11月3日 同 上 右上・萼の乳頭状突起 2014年10月30日 同 上 右中・葉(表) 同 上 右下・葉(裏) 2021年11月3日 同 上
- 撮影記 :
福島、茨城県の山地に希産するこの花、以前茨城県のある山に撮影に出かけたが、見つけることはできなかった。
そんな時、花仲間からこの花の情報を得、晩秋の山に向かった。
生育地は山の岩場、垂れ下がるようにこの花が咲いていたが、花期的にはやや遅めだった。
よく似たチチッパベンケイとの違いは、「萼や葯などに乳頭状の突起がある」ということで接写して撮影した。右上の写真で乳頭状の突起のあることがわかる。
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