タカネマンネングサ(高嶺万年草)

Sedum tricarpum


タカネマンネングサ1

  • 科名・属名
  • : ベンケイソウ科 キリンソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜15cmの多年草。
     葉は根出葉はロゼット状になり、さじ形で長さ2〜2.5cm、幅5〜9mm、先は円頭。茎葉は互生し、さじ形〜倒披針形で、長さ2〜3cm、幅5〜10mm、先はやや尖る。
     花序は集散状でよく分枝して密に多数つき、花弁は黄色で5個、線状披針形で長さ6〜8mm。裂開前の葯は橙赤色、雌蕊は普通3個(時に4個)の心皮からなる。萼片は離れて付き、線状披針形〜倒披針形で、長さ3.5〜8mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州
     山地の岩上

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年6月27日 高知県高岡郡
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  雨風の激しい中、滑りやすい林下を進む、まず満開のヒメキリンソウが現れ、意気揚々に撮影する。
     さらに進むと、岩上にマンネングサの花、花期もほぼ終わりに近いため、花つきは疎らでやや寂しいが、目的のタカネマンネングサだ。
     雨の中、傘を差していてはより暗くなるがどうしようもない。スローシャッターのうえ、時々樹上から雨の雫が落ちてきて花を揺らす。
     フィルム撮影での宿命とあきらめ、1枚でもブレていない写真があるようにと願いながら、何枚もシャッターを切った。

    同じ科の仲間の花
タカネマンネングサ2

花