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- 科名・属名 :
ベンケイソウ科 ムラサキベンケイソウ属 注.APG分類では、記載なし。
- 特徴 :
草丈15〜30cmの多年草。
ミツバベンケイソウやチチッパベンケイに似ているが、葉腋に球芽(ムカゴ)がつく。
茎は垂れ下がるか斜上する。
葉は普通対生(まれに3輪生)、葉身は楕円形〜長卵形で長さ3〜5cm。緑色で明らかに柄があり、縁にはまばらな鋸歯がある。
花序は茎頂に散房状につき、花弁は淡黄緑色。
- 分布・生育地 :
本州(長野、埼玉) 山地の岩上
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年10月9日 長野県佐久市 中・全体2、以下全て 同 上 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
- 撮影記 :
群馬の花仲間に教えられるまではこの花の存在を知らなかった。
図鑑を見ても記載はないが、「長野県植物誌」を繰ると確かに出ている。葉腋にムカゴが付く(右下の写真)のが特徴のようだ。
早速、案内していただくことになり、分け入った林道の岩場にミツバベンケイによく似た植物が垂れ下がっていた。
「今年の花付きはあまり良くない」と言われたが、葉腋のムカゴはしっかり確認できた。
ただ、蕾が多かったので後日再度訪れ、開花した写真を撮影することができた。
上の全体写真は岩場の下に咲いていた株で、球芽(ムカゴ)がよくわかるので載せたが、普通は中の写真のように岩場の上に咲く。

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