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- 科名・属名 : ブドウ科 ヤブカラシ属
- 特徴 :
つる性の多年草。
茎は細く無毛。幼枝、花序は平滑で粒状突起はない。
葉は鳥足状に5小葉からなり、小葉は卵状披針形〜長楕円状披針形、頂小葉は広披針形、長さ4〜9cm、幅1.5〜3.5cm。質は薄く、縁には鈍い鋸歯がある。葉柄は3〜8cm、
花は葉腋に4〜6cmの集散花序となり、4個の花弁が側部でついた僧帽状で、長さ約3mm。
果実(液果)は球形で、径7〜12mm、紫紅色から黒色に熟す。種子は1〜4個、倒卵形で長さ約7mm。
- 分布・生育地 :
九州(鹿児島県本土、甑島、吐喝喇列島、奄美諸島) (国外:日本固有) 林縁
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年6月10日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2、以下(葉を除き) 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉 2023年5月10日 同 上
- 撮影記 :
ある花を探して奄美大島の林道を走るが、目的の花は見当たらない。
何かないかと林道脇をキョロキョロしながら見ていると、潅木からぶら下がってるこの花が目に入った。
降りて見ると花だけでなく、和名の由来となっている少し紫紅色に色づいた果実も見つかった。
あたりではタイワンヤマツツジやヤンバルセンニンソウなども見つかり、何の変哲もないはずの林道が急に好撮影地に変わった。
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