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- 科名・属名 : ブドウ科 ブドウ属
- 特徴 :
落葉性のつる性木本。
枝は葉柄とともに初めからクモ毛がある。
葉は対生し、卵形〜扁卵形で長さ5〜8cm、幅2.5〜8cm。3〜5深裂するが切れ込みは変化が多い。裂片は卵形〜三角状卵形で、縁には低い鋸歯がある。裏面は赤褐色〜白色の綿くず状のクモ毛に被われる。葉柄は長さ2.5〜8cm。
花は雌雄別株で、花序は葉と対生して長さ6〜12cmの総状円錐花序となり、花は黄緑色で小さく、花弁は開花と同時に落ちる。雄花序は多花、雌花序は疎ら。雄花では雄しべが長く、雌花では短い。
果実(液果)は球形で、径約6mm、黒熟する。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国) 丘陵地、山地の林縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2017年6月9日 静岡県周智郡 中上・全体2 2007年6月24日 神奈川県三浦半島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花 2017年6月9日 静岡県周智郡 中下・果実1、左下・果実2 2017年9月20日 神奈川県中郡 右上・葉表、右中・葉裏1 2017年6月9日 静岡県周智郡 右下・葉裏2 2017年9月20日 神奈川県中郡
- 撮影記 :
山野に普通に生育しているとされるが、あまり見たことがなく三浦半島の海辺で初めて花を見た。
近くには少し色付き始めたノブドウも見られ、両者の違いがよくわかった。
その後少し気をつけて見ると、色々な場所で目にすることができ、「普通に生育」が実感できた。
未撮影だった果実も海岸近くで撮影できたが、「小さな巨峰ぶどう」といった感があった。
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