|
- 科名・属名 : ブドウ科 ブドウ属
注.APG分類では、学名(var. flexuosa)
- 特徴 :
つる性の落葉性木本。
枝は円くて細く、初めは赤褐色の毛がある。
葉は互生し、葉身は三角形〜卵状三角形、長さ4〜9cm、幅3〜8cm。先は鋭尖頭、基部は切形か浅いハート形、縁には歯牙状の浅い鋸歯がある。表面は無毛で裏面は脈上に短毛と葉腋に縮れた軟毛がある。若い枝の葉はしばしば3〜5深〜浅裂する。葉柄は長さ2〜5cm。
花は雌雄別株、葉と対生して長さ4〜9cm、幅1.5〜3cmの総状の円錐花序を出し、黄緑色の小さな花を多数つける。巻ひげはなく、花軸には赤褐色のクモ毛に薄く覆われる。
果実(液果)は球形で径約7mm、黒熟する。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国) 山地の林縁
- 花期 : 5〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年6月19日 神奈川県南足柄市 中上・全体2 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花序 2021年6月12日 静岡県駿東郡 左下・花 2016年6月19日 神奈川県南足柄市 右上・葉(表) 同 上 右下・葉(裏) 2021年6月12日 静岡県駿東郡
- 撮影記 :
グミ科の実の撮影に出かけた箱根、楽をしようと思っていたら今年からバスの運行が季節限定になっていてこの月は運休、帰るのも癪に障るので近くの山に取りついた。
予定が外れたので特に目的もなく歩いたが、さすがにこの時期、林縁や林下には色々な花が見られる。
これまで撮影していない花や葉、茎の毛などを撮影しながら登っていくと、明るい林縁にこの花が咲いていた。
エビヅルは撮影していたが、この花は未撮影で予定外の収穫だった。
同じ科の仲間の花
|