オキナワジイ(沖縄椎)

Castanopsis sieboldii subsp. lutchuensis


オキナワジイ1


  • 科名・属名 : ブナ科 シイ属

  • 特徴 :
     高さ10〜25mの常緑高木。
     スダジイの亜種。
     葉は鋸歯のある葉とない葉が混在し、長さ5〜11cm。葉裏は金色を帯びる。母種に比べ葉がやや薄くて枝も細く、樹皮は浅裂する。
     果実(堅果)の長さは12.6〜17mm、幅10〜11mm。穀斗は一回り大きく、卵状長楕円形で、長さ15〜21mm、幅10〜13mm。穀斗の鱗片状突起は先端まで完全に合着する。

  • 分布・生育地 :
     九州(奄美群島)〜沖縄 (国外:日本固有)
     山地

  • 花期 :  3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2015年3月26日  沖縄県国頭郡1
     中上・全体2 2019年4月4日    同  上2
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・雄花序    同  上2
     左下・雄花 2015年3月26日    同  1上
     右上・葉1    同  上1
     右下・葉2 2019年4月4日    同  上2

  • 撮影記 :
     本土に分布するスダジイが地理的な亜種で、一見するとほとんど変わらない。
     違いは特徴欄にも記したが、スダジイに比べると穀斗が一回り大きいことであるが、私もスダジイとばかり思っていたが、整理していて初めて亜種であることに気がついた。
     花期は暖かいことから1〜2か月近く早く、この時期山地を歩いているとよく目にする。

  • 葉1

    葉2

    同じ科の仲間の花
オキナワジイ2

雄花序

雄花