ハマザクロ(浜石榴)

Sonneratia alba


ハマザクロ

  • 科名・属名
  • : ハマザクロ科 ハマザクロ属

  • 特徴

  •  高さ8〜15mの常緑小高木〜高木。
     根は泥の中を水平に広がり、大きいものは長さ50cmにもなる木質の呼吸根を多数真っ直ぐに伸ばす。
     葉は対生し、卵形〜卵状楕円形で、長さ5〜8cm。厚い肉質で先は鈍頭〜円頭、全縁で中肋は両側にやや突出する。
     花は枝先に単生し、径4〜5cmで花弁はない。5裂する鐘形の萼筒の中に、白色で長さ約2cmの雄しべが多数あり、花柱は線形で長さ約4cm。
     基本的には夜間に咲き、朝方に雄しべは落下する。
     果実は偏球形で径約3cm、基部は萼筒に合着し、萼裂片が宿存する。
     別名 マヤプシキ

  • 分布・生育地

  •  沖縄(西表島、石垣島、小浜島)
     マングローブ林内

  • 花期
  • : 11〜4月?

  • 撮影月日・場所

  •  2009年12月19日 沖縄県西表島
     中・花 2005年11月7日   同 上
     下左・呼吸根 2007年3月19日   同 上
     下右・果実 2005年11月5日   同 上

  • 撮影記

  •  西表島の海岸、潮の引いたマングローブ林の泥の中に、先の尖った細い棒が林立している。この植物の呼吸根だ。
     別名マヤプシキともいい、私にはこの名前の方がしっくりくる。
     日本のマングローブ林を構成する7種の樹のうちの一つで、呼吸根を持つマングローブは他にヒルギダマシがあるが、この樹の呼吸根の方が太くてしっかりしている。
     花は秋から春にかけて(?)の夜間に咲き、昼間訪れても萼筒が残っているだけであるが、曇りや雨の日は朝方なら写真のように開花している花を見ることができる。
     半円形に開ききった花は径4〜5cmと大きく、緑色の葉の間から見える白い花は一見の価値がある。
     西表島では東部の海岸に割合に多く見られるが、西表島でもその他の地域や他の島ではごく稀のようである。

    果実

    同じ科の仲間の花
花1

花2

呼吸根