ハチジョウイノコズチ(八丈猪子槌)

Achyranthes bidentata var. hachijoensis


ハチジョウイノコズチ1

  • 科名・属名
  • : ヒユ科 イノコズチ属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     茎は直立または斜上して散開し、無毛かほとんど毛がない。
     葉は対生し、長楕円形〜楕円形で、長さ10〜15cm、幅4〜7cm。表面は無毛で、光沢がある。
     花穂は茎頂や葉腋からでて、長さ10〜20cm(果時は20〜30cm)の穂状花序となり、花被片は線状披心形で淡緑色。

  • 分布・生育地

  •  八丈島、九州南部〜沖縄  海岸

  • 花期
  • : 8〜9月(沖縄では春先まで)

  • 撮影月日・場所

  •  2005年4月24日 沖縄県石垣島
     中 2010年3月18日 沖縄県宮古島
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  イノコズチの海岸型と言われ、葉が無毛で光沢のあるのが違いとされているが、以前石垣島の海岸端の林縁で撮影していた花がこの花だった。
     何気なく撮影していたため、特徴である光沢のある葉も、写真でははっきりとわからなかった。
     今度出会ったらしっかり撮影しようと気にかけていたら、宮古島の道端でこの花に会うことができた。
     沖縄にはよく似た種類が多いものの、葉に光沢があり、無毛であることから本種と判断した。

    同じ科の仲間の花
ハチジョウイノコズチ2

葉